印刷 高速道路 1000円 機械仕掛けの林檎 小話24 忍者ブログ
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 スイーツって、デザートより格下なのに何故日本人はスイーツといいたがるのか不思議。デザートでいいじゃん。

 小話

〇レーリュッケン
ジョージ「日本人はドイツ語がオシャレに思えるのか?おかしな話だ」
ギイ「ああ、オーストリア訛りよりは上方ドイツ語の方がオシャレだな。ま、フランス語の優雅さには較べるべくもないがな」
阿紫花「舶来モンはなんでも良く聞こえンのが日本でね。同じようなモンでも、比べたら舶来モノのが洒落て見えるなんてのはよくあるこってさ。例えば坊さんとか!日本とローマを比べたら、日本代表はせいぜいが織田無〇、ローマ代表はローマ法王でさ。ワールドカップやったら、絶対こっちは予選落ち、向こうは世界一でさ」←ネタ元『Qping』
ジョージ「(……誰?)」
ギイ「(……各国代表が気になる)」←そこ?
阿紫花「日本が劣ってるワケじゃねえ……。ただ土俵のでかさが違えんだ。こっちの代表が瀬戸〇寂聴だったら、インド代表はマザー・テレサだってだけで……。もしくは細〇数子」
ジョージ「比べる所が間違っている」
ギイ「光明皇后くらい言ってやれ」←らい病患者の膿を吸出したら患者がホトケ様になった、というトンデモ奇跡女王
阿紫花「比べたらどうしたってこっちが見劣りするのは道理……!ジョージさんなんか見ろよ!そんだけ手足長いって、どんだけ不公平なんでさ……!ギイさんだって馬鹿みてーに頭いいし……!」
ジョージ「長くたっていい事無いぞ。服が無い」
ギイ「僕の知性は個性だ。馬鹿みたいに頭がいい、ってどっちなんだよ」
阿紫花「だから……だから同じ鹿の名前が入ってるお菓子でも!奈良名物『鹿せんべい』と、ドイツ・オーストリアの『レーリュッケン(鹿の背、という意味のお菓子・結構豪華)』を比べて鹿せんべいが劣っているのは仕方がねえこってさ……!」
ジョージ「……」←無表情で阿紫花の額に何度もチョップ←鹿の餌と地元菓子を比べた事への無言の抗議
阿紫花「痛っ……うっ……痛、痛ェ、やめ」←涙目

ギイ「勝手にやってくれ……」



〇ガタイのいい彼氏は、正直困る
 二人だけのサーカス旅の最中。
野宿中の鳴海「じゃ、寝るか!しろがね」
エレ「はい。……」
 鳴海にしっかり抱きしめられ、ちょっと暑苦しいエレ。
エレ「(……星空の下で鳴海に抱かれて眠るのはとても嬉しい……。でも正直、体格差がありすぎて、暑苦しくてうざい……!)」

 フウ邸の阿紫花とジョージ。
ジョージ「では寝よう。おやすみ」
阿紫花「へえへ。おやすみなせえ……」
 境界線でも引いてるの?ってくらいきっちり左右に分かれる二人。
阿紫花「(……あんまベタベタされっとイヤにもなっけど……そういう次元にすらならねえってどういう事だ……!)」

エレ「……たまには、背中合わせとかで寝たい……」
阿紫花「……アンタそいつぁ、見えねえ国境を感じるよりゃ、マシですぜ……」
エレ「そうかしら……」

鳴海「……やっぱ抱き合って眠ンねえと……何があるか分かンねえし」
ジョージ「……下手に抱きしめて寝ると、阿紫花を複雑骨折させる危険性があるからな……。アシハナも『しろがね』だったらよかったのに……人間だからすぐ死ぬ……」
鳴海「そうだな……」



〇食えるもの食って何が悪いんだよ
ミンシア「もー!ハリウッドって不景気になるとホラーに走るってジンクスは本当なのね!私のトコにまでホラーの仕事が来るなんて!私を誰だと思ってるのかしら!」←ホラー映画を主演する大物はほとんどいない
鳴海「ああ、姐さん苦手だもんな。怖いヤツ」
エレ「まあ……そうなのですか?」
ミンシア「う。だ、だって中国はホラーは放送できないからホラー映画も無いし……!だって怖いじゃない……!お金出してまでどうしてそんなの見たがるのよ……!」
鳴海「ホラーハウスもダメだもんな……。姐さんが女に見える」←変な意味ではなく
ミンシア「え、ミ、ミンハイ……!(ドキッ)」
エレ「……(今が初めてなんですか?女に見えるって発言……)」←基本的にツッコミ
鳴海「え、俺なんか変な事言ったか?……あ?なんか変なモノが床に」
エレ「え?……!(ゴキ!ゴキブ〇!)……!」←嫌い
ミンシア「え?……(素手で掴み取り)足が遅いわね~、日本の蟑螂(ゴキブリ)って。太りすぎじゃない?フフ、食べられちゃうわよ。あっち行け」←笑顔で遠くにポーイ
エレ「……!!」
ミンシア「? え?もしかして、食べたかった?でも食べるならもっといっぱい必要よね。捕まえてあげましょうか?」←善意の笑顔
エレ「……!!!」
鳴海「中国じゃ屋台もあるぜ……」←ゴキブリ料理
エレ「……!!!!」

ジョージ「意外と繊細だな、エレオノールは。どこが怖いんだ?アレの」
フウ「ロンドンじゃ、結構前に普通に食べてたけどねえ」
ギイ「百年前の話をされてもなあ。エレオノールは日本で生まれて二十年日本で育ったからな……。中身はほとんど日本人だろうな、あれは。基本的に我々欧米人は虫の声音になど感動しないが、ゴキブリを怖がったりもしないからな」
ジョージ「確かにな。ホーンテッドハウスも日本のものとは全然違うしな。私は日本のものの方がスリルがあると思うが……」
ギイ「そうかい?なんかイライラしないか?チラリズムとドッキリの連続じゃないか。ジャパニーズセンスに慣れてるんだな、君は。……あれ?阿紫花は?」
部屋に入ってきた阿紫花「中国の姐ちゃんがゴキブリ食うって言うから、日本の虫料理を調達してみた!食えっかどうかは知らねえが!あたしらも試してみやしょうや!」←両手にイナゴの佃煮やら、蜂の子やら満載
三人「……!」←ドン引き

エレ「食べ物だと思えば、食べられます」←蜂の子食ってる
阿紫花「あたしも平気でさ」←イナゴの佃煮食ってる
ミンシア「日本のも結構美味しい」←蝉の幼虫のからあげ食ってる

鳴海「……いや、いいけど……」←引いてる
ジョージ「ダメだやめろこっちを見るな吐き出せアシハナやめろ」←軽くパニック
ギイ「君はちょっと落ち着け、ジョージ」
フウ「あたしは結構見慣れてるんだけどね~。昔はゴキブリのペーストとかあったし。結構世界中行ったからね~。メキシコ移民が昔食べてた芋虫が結構……」
ジョージ「やめろォォォォ!」←パニック
ギイ「君が一番虫嫌いだったんじゃないかよ……」

通りかかったリーゼ「何を食べているンですカ?しろがねサン」
エレ「虫です。これは蜂です。これはイナゴで、全部日本の料理です」
リーゼ「まあ!イナゴを食べちゃうんでスか!?スゴイですね~!!旧約聖書のイナゴの箇所が変わっちゃいまスネ!みんなイナゴでお腹イッパイになれますよ!真夜中のサーカスの宣戦布告も大分変わっちゃいマスね!」←笑顔
それ聞いて落ち着いたジョージ「……アシハナ」
阿紫花「へえ」
ジョージ「一口くれ」
阿紫花「へえ(ニヨニヨ)」



〇面倒臭ェ
ジョージ「君はSだよな?」
阿紫花「Mでさ。見りゃ分かンでしょ」
ジョージ「見て言っている。君はSだよ」
阿紫花「ああ?あたしはずっとMだっつの」
ジョージ「そうか?」
阿紫花「ほら!よく見なせえよ。日本じゃあたしはMだったっつーの」
ジョージ「日本の基準と違うんじゃないかな。こっちじゃSだと思うんだが……」
阿紫花「Sだ!?あたしそんなんヤですよ……!!」
ジョージ「……」

ジョージ「衣服のサイズって、英国と日本は大分違うんだな」
ギイ「日本のLサイズは英国のMサイズだもんな。一つずれているんだよ。体格の差だな」
阿紫花「Sなんて……!ガキみてえ……!」
ギイ「実際日本の衣服はキッズサイズで作っているからな。仕方ないよ。身長も体重も違うだろ?こっちみたいにメタボリックな体型が少ないんだし。悔しいならもう少し太ったらどうだい?」
ジョージ「もう少し健康的になるなら、確かにもっと太った方がいいな。アシハナの身長ならMサイズで標準だな」
阿紫花「……出来ンならやってんだっつの……!」
 ※実際は「日本LL=欧米L」男性のシャツのみ適用かな?日本サイズ表記が欧米キッズサイズ、というのは本当かな。



〇猫好きの心理
猫をあやしている阿紫花「アンタ猫って好きか?」
ジョージ「……嫌いだよ」
阿紫花「へえ?そら意外だ。アンタ、ガキとか猫とか好きな性質だと思ってやした」
ジョージ「子どもも大嫌いだよ。私が好きなはずないだろ。考えてみろ。猫も子どもも、全体的にふかふかしてる癖にところどころぷにぷにしてるじゃないか!ぷにぷにの肉球やほっぺを突付いてくれと言わんばかりだ!」
阿紫花「……」
ジョージ「ちょっと目があっただけですぐに『遊んでくれ』と言わんばかりに近づいて来るんだぞ!?こっちが戸惑っていると一方的に笑いかけてくるとか、反則だろ……!?勝手に人の体によじ登ってくるとか、どれだけ私を悩ませるというのか……!!」
阿紫花「……」
ジョージ「彼らは最悪だ……!一緒にいるだけで『可愛がりなさい!』と脅迫されている気持ちになってくる……!!可愛がればいいんだろう!?いいか、ちっとも好きじゃないんだからな!脅迫されて仕方なく可愛がるんだからな……!!」
阿紫花「……」

阿紫花「とりあえず大好きなんだってのはよく分かりやした」
ジョージ「は!?な、何を言うか!(真っ赤)」
阿紫花「はいニャンニャンですぜ~」←猫をけしかける
ジョージ「……!!す、好きじゃないんだからな……!」
阿紫花「へえへえ……」

ギイ「ちなみに、阿紫花も同じ扱いされてるぞ。ツンデレ具合が一緒だ」
ジョージ「ギイ!!」
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