ひゃひゃひゃひゃ

　落ち込んだら攻殻「笑い男事件」タチコマがバトーに別れを言う場面を思い出して泣いて元気出す。私が流す涙に、感動以外のモノは入れたくない。怒りも悲しみももう飽きた。
　もしくは「博士が愛した数式」のラスト。これはガチ。もしくは「アルジャーノンに花束を」でもいい。
　でも一番泣けるのは「ソリッドステイト・ソサエティー」のシリーズ最後で素子が復帰してリーダー下ろされたであろうトグサが職場では笑顔を見せつつ、自宅では妻に「……俺の天然心肺を返せ」とクダをまくであろう姿を想像していると、「トグサァァァァァ！」と泣きながらバトーさんの「素子叫び」の「トグサ版」をしたくなるよ。メンバーで一番義体化率低かったのに。頑張ってたのにね。

　最近萌えが薄くて困る。いっそすべて打ち切るべきかとも思っている。
　オタやめてヒマになったら、金融関係で儲けが出そうな遊びをするくらいしかヒマつぶしが無い。確率と運命に金を賭けたくないから賭博はしないけど。賭博はベッド毎に負ける確率が決まっていて、どんな賭けをした所で負ける確率の方が高く出来ている。乱数賽は絶対に味方しないからこそ、現在のあらゆるシステムの基盤となっている。そして賭け事は、賭ける側が負けるシステムだからな。賭ける毎に損失額が確定していく。それがギャンブルなら、せいぜいもっといいシステムを見つけるさ。

　ヒンドゥー語やるかな。漢字を用いないアジアの言語には興味があるよ。いろいろとね。


　すべては期待しなければある程度楽しめる。
　期待するから失望するし、立ち上がるに時間がかかる。
　ならば最初から何も望まず、すべてを遮断し観察しろ。
　「その時」は「その時」になるまで今ではない。

　そう思うとすべては何でもない。
　私に必要なのは「出来る事」ではなく、「したい事」。生まれて一度も、それを強烈に認識した事が無い。不快から逃れる便法を学ぶために何となく生きてきたようなもので、一回だって自分からしたかった事などなかった。
　過去に抱いた憎しみと同じ純度と深さで他の感情が得られれば、私の人生はそれだけで幸いだ。