印刷 高速道路 1000円 機械仕掛けの林檎 小話13 忍者ブログ
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 とうとう13。

 小話13

〇ギイ・クリストフ・レッシュは動かない。(題名だけ某奇妙な冒険番外パロ)
 酒を飲んでるギイとヴィルマ。背後で酔った阿紫花とジョージがツイスター(4色のマスに両手両足を置いていくゲーム)をやってる。「ジョージは足長すぎて勝負にならねえ……」と呟く阿紫花。
酔ったヴィルマ「ねえ、あの二人と一緒に行動してて、驚くこととかないの?ゲイのカップルといるノンケって、どんな感じ?」
酔ったギイ「……(驚くこと、ってどんな事かな……。長年しろがねだったから実は普通の人間の感覚が分からない……)」
 ギイの脳内で思い出されるアレコレ。
ギイ「(阿紫花の部屋に立ち寄ったら、枕の下に本を隠しているからエロ本だと思ったら『ゼクシ〇(結婚情報誌)同性同士でも間に合う!挙式プラン特集』でドッグイヤー(ページの隅を折り曲げた付箋)だらけだったっけ。最後のページに『夢は見ない』って筆で書いていたのには驚いたな……。でもディーンの魂胆が分かった時の驚きには敵わない……)」
 ギイの背後の隙間でジョージと阿紫花が手足を絡ませて遊んでる。
 考え込むギイ。
ギイ「(ジョージと阿紫花が笑いながらテレビ見てるから何かと思ったらXXX(エロビデオの最高ランク・ハードやマニアックな内容)級のポルノ見てたっけな……。裸の男女が熱心に絡み合ってたが、ジョージにはあれが冗談にしか見えないのだろうな……。阿紫花も『こんなの気持ちいいはずねえよw』って笑ってたし。なぜポルノを見ながら大笑い出来るんだ……。ジョージがまったく興奮しないのもすごいな……。いや、そんなのはフェイスレスが貞義だったと知った時に比べれば何でもない……)」
 ギイの背景の隙間=ツイスターで絡み合う内に何故かバラの花を口に咥えている阿紫花と、そんな阿紫花に抱かれているジョージ。
ギイ「(健康診断の度に阿紫花の下着の布が小さくなっていくっけな……。ジョージが買ってくるのは分かるが、阿紫花もなぜ平然と着てしまうのだろう……。スケスケのTバックとかどこで買ってくるんだろう……。『え?いいじゃねえですか、パンツなんてどうでも』って言うから、僕がコッソリ銃人形から貰った(奪った)女性用のレースの下着を阿紫花の下着に混ぜたら、全然気付いてなかったっけ……。そして実は今その下着を、阿紫花は履いているって事をジョージは知らない……。知ったら驚くかな……。いや!そんなのはイリノイの戦い前に僕と阿紫花がコートを交換してしてしまっているという事実に比べればなんて事は無い……!←実話)」
 真剣なギイの背後で「汚物は消毒だー(酒を口に含んで毒霧攻撃)」「何をするだー許さん」「勝てばよかろうなのだー」とかやって遊んでる阿紫花とジョージ。
ギイ「……いや、百年生きているから、僕はもうちょっとやそっとじゃ驚きませんよ。マドモワゼル(天使のような笑顔)」
ヴィルマ「へー、さすがだね」
 ゆるゆるからくり。



〇割合って大事。
 ギイとヴィルマが話し込んでいる所に阿紫花とジョージ。
ジョージ「何を話し込んでいるんだ?」
ギイ「何、大した話じゃない」
ヴィルマ「性的な夢は誰でも見るけど、同性愛者やバイはどんな夢を見るのかな、って話をしてたのよ。ゲイとかレズはやっぱ同性の裸とかセックスしてる夢見るんだろうけど、バイって人それぞれ割合があると思うのよね。男女比みたいなモノあるでしょ。男とやってる夢か、女と寝てる夢か、って」
阿紫花「割合ねえ……。あたし9:1だな」
ヴィルマ「アタシ8:2ね。女のが好き。ロボコは?」
ジョージ「私の事か?変な名前で呼ぶな。……そんな夢は見ないよ。現実に相手がいるからな」
ギイ「君ら、以前離れていただろう。その時はどうだったんだ?まさか本物の機械の如くに夢は見ないとでも?ロボコップですら夢は見ていたよ?(ニヤニヤ)」
ジョージ「……10:0だ!これでいいか!(プンプン)」
ヴィルマ「男が10?アンタやっぱ、真性のゲイなのね」
ジョージ「違う。コイツ(阿紫花)と、それ以外の割合だ」
ギイ・ヴィルマ「……」
阿紫花「すいやせんねえ、あたしももっと割合増やしてやれりゃいいんですけど、いっつもアンタに好き勝手ヒイヒイ言わされるもんだから、アンタの夢は全然見ねえや。離れてても全然ね」
ヴィルマ「アンタの9:1、って、男女比じゃないの?」
阿紫花「いや、前の雇い主とそれ以外の割合っすね」
 その後。
フウ「あれ?ジョージ君と阿紫花君は」
ギイ「愛の説教中」
ヴィルマ「一晩かかるんじゃない?」
首を振るギイ「一晩で済めばいいがなあ」
 
ギイ「ちなみに僕の夢は9:1だ」
ヴィルマ「あら、アンタ女しか興味ないって言ってたじゃない?」
ギイ「人形と人間の割合さ。ちなみに9割の内訳はオリンピアと某首領人形が半分ずつくらい」
ヴィルマ「……(コイツが一番ヤバいんじゃ……?)」
 ギイはここ一番でヤバい。



〇クイズ・愛の花束
リーゼ「問題デス。『私は初恋を知って〇〇〇〇〇が痛んだ。』丸の中に五文字いれて下サイ」

鳴海「……ダメだ、思いつかん……。『うでっぷし(腕っ節)』?しろがねと会った時とか、そんなんばっかだったけな」
ミンシア「う~ん、一般論でしょ?『かわざいふ(革財布)』?男女交際はお金かかるもんねw」
ギイ「なんだろうな。ストレスから来る『へんずつう(片頭痛)』?胃とか腸も痛みそうだな。『いかいよう(胃潰瘍)』か」
黙って聞いていたジョージ「君タチ、そんな恋があるか……。……『むねのうち(胸の内)』だろう」
リーゼ「せ、正解デス!『胸の中』もセーフデス」
勝に思春期の話をした時の顔のギイ「君も人並みに分かってきたという事かな……」
同じような顔をしたミンシア「ジョージ……、人は変われるって教えてくれてありがとう……!」
一人だけ青い顔の鳴海「おま……結構女々しいのな……」
ジョージ「正解がまったく嬉しくないクイズはとことん不毛だな。……アシハナ!君も聞いていただろう。何だと思った?」
ギイ「ああ、そういえばいたな」
阿紫花「あたしもすぐにぴんと来たんですがね。答えが全然違ってたご様子で」
ジョージ「初恋で痛むのは何だと思ったんだ」
阿紫花「ケツのあ」
音速で阿紫花の口をふさぐジョージ「 だ ま れ 」
 初めては痛いんだって。

ギイ「それは違う。恋と行為の間には大きな隔たりがある。愛がなくとも行為に及べるだろうし、設問に性別の設定はなかった。君の答えは、初恋という条件付けだけの設問に対しては不足だ。初恋だけではソコは痛まない」
ジョージ「 お ま え も だ ま れ 」
 ギイは蛇足大好きっぽい。



〇名場面にBL(オッサン同士だけど)入れてみた

 イリノイ編
ジョージ「来るな、アシハナ!私は……こいつに……本当のミュージックを教えて……やるのさ。そして君に……」
阿紫花「え……?」
ジョージ「本当の愛の歌を奏でてやるのさ」
阿紫花「(胸キュン★ドキン)ジョージさん……!」

バス・ナッシュ「コイツラに負けンのだけはヤだ」
カール「私も」

 ギイの花道編
ギイ「ああ……そうだ……。しあわせにおなり……だ……。ン?」
 何故か脳内に浮かぶ、ジョージと阿紫花。「あたしら幸せになりやす!」「君の事は忘れない……!」とか言ってる。
ギイ「違う違う君たちじゃないんだよ」

何故か生き残ってたジョージ「おや、ぼろぼろだが君も生き残ったか……」
ズタボロのギイ「ああ、君たちのおかげでね……、ホントに死んでも死に切れないと思ったよ……」
阿紫花「なんか怒ってンで?……」
ジョージ「何でもいいが、生きてて良かっただろ」
 


〇負けず嫌い
ギイ「何をしてるんだ、君たち」
 体を前に倒したり、開脚したりしてる阿紫花とジョージ。
阿紫花「あ、いやね。テレビ見てたら、女の方が体柔らかいのか、とかいう話になりやして。あたしの方が体柔らかい、って言うから、実際に体曲げてみたら、ジョージの方が柔らかいんでやんの」
膝を曲げずに床に手をつくジョージ「私は大部分が作りモノだからな。ボラを使いこなす機能のために性能を上げているだけだ。私には一般論は当てはまらないよ。アシハナは男にしては柔らかいと思うんだが、どう思う?」
ギイ「身体の柔軟性に性別は関係ないよ。女性の方が柔軟だというのは、妊娠と出産により股関節が拡がるという事実から連想されたイメージに過ぎない。事実上、要は関節と筋繊維が柔軟かという事だ。日頃から運動して柔軟を保つ習慣がある人間であれば、そうでない人間よりはずっと柔軟さ。男女の別はないよ」
阿紫花「だってよ」
ジョージ「まあそうだろうな。ギイ、君は出来るか?(床に掌ぺったり)」
ギイ「はは、この僕に出来ないはずがな……ぐ(膝までしか指先が届かない)……」
阿紫花「……ありゃ」
ジョージ「意外と体が固いんだな。伝説のしろがねとも呼ばれた君が、案外普通だとは思わなかった」
阿紫花「鳴海の兄さんの方が柔らかいんじゃねえかねえ」
ギイ「何!?僕が鳴海に負けるなど、あるものか(思い切り体を後ろに曲げる。背筋バキバキ)」
 エレ並みに不自然に折れ曲げた体で叫ぶギイ。青い顔のジョージと阿紫花。
パキパキパキ、と再生する音が出ているギイ「さあ!これでも君たちはまだ僕が固いと言うのか!」
ジョージ「い、言わないから早く戻せ」
阿紫花「……(この人絶対ほっといたら変な伝説だらけになる……面白いからほっとこ……)
ジョージ「……(これも後で私のせいにされるのだろうか……)」

まだ不自然に曲がってるギイ「それ見たか!僕は何でも完璧な男なのだからな!覚えておきたまえ!」
ジョージ「そんなホラー忘れられるか」
阿紫花「夢に出てきそう」

 お後がよろしいようで。
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