感情的になっては事に当たれない。でも感情を無くしては問題を見失う。
……我が家の夕食が「限りなく美味いに近い不味い」というレベルから一向に上昇しない問題を、どう解決すればいいのか……!!
続きに小話。
……我が家の夕食が「限りなく美味いに近い不味い」というレベルから一向に上昇しない問題を、どう解決すればいいのか……!!
続きに小話。
小話
〇本当は恐ろしい日本の習慣・その2
ジョージ「今年は無理だったが、来年は一緒にセツブンしないか、と、キクたちからメールが来たぞ。セツブン、とは何だ?」
阿紫花「へえ、そうですかい。来年ねえ、そんじゃちょいと予行練習……いやあ、ジョージさんにゃ荷が重てェ祭りでさ(首を振りつつ)」
ジョージ「そんなにか?どんな祭りなんだ」
阿紫花「へえ。でもこの時期はなんだかんだと日本じゃ行事が多いんでさ。ちょいとまとめて説明させてもらって構わねえかい?」
ジョージ「ああ!」
阿紫花「ならばようがす(いいでしょう)。まず豆を用意しやして、これを戸口に飾りやす。そしてその年の縁起のいい方角を見上げながら、ひたすらに心の中で『鬼は外』『福は内』と念じやす。喋っちゃダメですぜ」
ジョージ「……」
阿紫花「そんで歳の数だけイワシの頭を貪りやす」
ジョージ「生臭い!奇祭過ぎる!」
阿紫花「だから練習しようって言ってんですよ。ジョージさんナマの魚食いたくねえとかぬかして、菊や平馬どもを困らせんじゃねえかと、あたしはそいつが心配で……(そっと目尻を拭うフリ)」
ジョージ「……分かった。私も長年しろがね-Oだった男だ……!やってみせる」
阿紫花「ジョージさん……!」
翌年の黒賀村。
ジョージ「実に申し訳ない……。どうしてもイワシの頭を歳の数だけ食べる事が出来なくて……!!どう数えても百個以上……!(サングラスの奥涙目)」
無言の阿紫花一家。
菊「……英良は一緒じゃないの?」
悔しがるジョージ「アシハナ……エイリョウは少し遅れてくるとかで……。彼に無理だと言ったら、初心者だから今年はコレで勘弁してやると言われて……!(ジョージの手に『オットッ〇』4箱)コレならなんとか食べられるから……!ご期待に添えなくて申し訳ない……」
阿紫花母「わかったから、もう顔を上げて下さい……」
菊「あと余計な事だけど、英良に浮気されてないか調べた方がいいと思うわ……」
その頃の阿紫花。
勝「どしたの?阿紫花さん。わ、チョコくれるの?ありがとう!」
涼子「ありがとー。あたしイチゴのもーらい!」
勝「待ってよ!半分ずつにしない?」
涼子「いいよ!はい半分こ!」
勝「うん。わあ、美味しいや。ありがとう阿紫花さん」
ニヨニヨニヨニヨしながらそれを見ている阿紫花。
エレオノール「何をしているの?阿紫花」
阿紫花「癒されてんでさ……」
自分の弟や妹より、勝がカワイイ阿紫花。浮気。
ジョージ「ウプ……こんな小さな豆でも百個以上食べるのは辛い」
菊「去年ギイも同じ事言ってたわ……」
ですよねー。
〇200億(堀江蟹〇『Qping』パロ)
阿紫花「あーあ10億円ひろって警察に届けてほめられた挙句に落とし主があらわれず数ヵ月後に後腐れなく丸ごと貰いたいですねえ」
フウ「阿紫花君、ちょっと欲を隠した方がいいよ……(警察に行った時点で逮捕されるんじゃ……?)」
阿紫花「なんでさー、フウさんだって欲しいでしょ10億円!10億円欲しいのは人間の本能でさ!あたしは10億円と11億円あったら絶対10億円取りやすね!だって11億円とかセコイし」
フウ「(金銭感覚がおかしい上に計算出来ない子なんだ……)」
阿紫花「もしあたしが200億貰ったら、フウさんに1万円あげやすよ」
フウ「じゃあ199億9999万円になっちゃうよ?……」
阿紫花「えーウソ!?じゃーダメ!」
フウ「じゃあ阿紫花君、あたしに200億1万円おくれよ。そしたらあたし、阿紫花君に200億あげる」
阿紫花「えーマジで!?200億ですよ!?フウさんスッゲー!なんで200億も持ってらっしゃるんで!?」
フウ「(……阿紫花君なら今すぐ全財産サギれる気がする)
〇増村と出会う
増村「やいやいやいこの変な外人め!阿紫花とねんごろになった気でいやがるのも、大概にしやがれってんだ!」
ジョージ「(この村にはアシハナの昔の男しかいないのか……?)……腕にモノを言わせるつもりなら、相手をしよう」
阿紫花「ハッ!いけやせんジョージ!(二人の間に割って入る)ここはあたしが」
ジョージ「しかし、君……」
阿紫花「いいから任せな。--増村、ちっとこっち来な」
増村「おうおう、なんだよ、やっぱ俺のがいいってかァ?つか、なんだあの外人はァ!?テメエ、俺をコケにしやがったのか!?」
阿紫花「落ち着きなせえ。……アンタだからホントの事言いやしょう。実はあたしとジョージは……生き別れの実の兄弟なんで」
増村「え!マジ!?似てねえ……」←バカ
涙を拭うフリをする阿紫花「アンタにはホントの事言いやす。三十年ぶりに生き別れの兄と出会い、この黒賀村に戻ってきて、かりそめとはいえ親は親、阿紫花の二親にあたしの実のアニさんというお人の立派な姿を見せて礼の一つもさせてもらえりゃア、何よりの親孝行になるってな按配で。この村にいる間は、ありきたりな兄弟として静かに暮らせりゃ何より幸せってなモンだ。見逃してくれりゃあ、あたしアンタにずうっと感謝しやすから(嘘泣き)。あの人がこの村にいる間は、そっとしておいてやってくれねえかい。その後は、……好きにしてもらって構いやせん」
増村「マジで?……(筋肉脳味噌で『暴れて阿紫花を勝ち取る』『ガマンしてご褒美』の二者を秤にかける増村。ジョージに勝てるかなー、阿紫花言う事聞くかなー、という思案で秤が『ガマンしてご褒美』に傾く)……絶対ェだぞ。アイツ帰った後でしこたま掘らせろよ」←ブツクサ言いながら去る。
ジョージ「……さっきの彼は?」
阿紫花「ああ、犬と一緒でさ、バカな上に目が悪いみてえで、あたしとあんたが実の兄弟だとか納得して帰っちまいやがんの……」
ジョージ「ヒドイなー、それは(苦笑)」
阿紫花「まー、バカは騙されても仕方ねえってイイ例でさーね。……あんなバカは始末してもいいが、アンタそれもイヤって思うだろうからな(ボソボソ)……」
ジョージ「何か言ったか?」
阿紫花「いんえー。帰りの日はとっとと帰りやすからねー」
ジョージ「ああ」
カウンターの上に置いた携帯を弄る増村「今オナ禁とセク禁してんだ。阿紫花と盛り上がろうと思って!」
尾崎「あ?阿紫花なら、昨日また外国に帰ったって、加納が言ってたぜ?」
増村「……!?」
捨て犬。
〇本当は恐ろしい日本の習慣・その2
ジョージ「今年は無理だったが、来年は一緒にセツブンしないか、と、キクたちからメールが来たぞ。セツブン、とは何だ?」
阿紫花「へえ、そうですかい。来年ねえ、そんじゃちょいと予行練習……いやあ、ジョージさんにゃ荷が重てェ祭りでさ(首を振りつつ)」
ジョージ「そんなにか?どんな祭りなんだ」
阿紫花「へえ。でもこの時期はなんだかんだと日本じゃ行事が多いんでさ。ちょいとまとめて説明させてもらって構わねえかい?」
ジョージ「ああ!」
阿紫花「ならばようがす(いいでしょう)。まず豆を用意しやして、これを戸口に飾りやす。そしてその年の縁起のいい方角を見上げながら、ひたすらに心の中で『鬼は外』『福は内』と念じやす。喋っちゃダメですぜ」
ジョージ「……」
阿紫花「そんで歳の数だけイワシの頭を貪りやす」
ジョージ「生臭い!奇祭過ぎる!」
阿紫花「だから練習しようって言ってんですよ。ジョージさんナマの魚食いたくねえとかぬかして、菊や平馬どもを困らせんじゃねえかと、あたしはそいつが心配で……(そっと目尻を拭うフリ)」
ジョージ「……分かった。私も長年しろがね-Oだった男だ……!やってみせる」
阿紫花「ジョージさん……!」
翌年の黒賀村。
ジョージ「実に申し訳ない……。どうしてもイワシの頭を歳の数だけ食べる事が出来なくて……!!どう数えても百個以上……!(サングラスの奥涙目)」
無言の阿紫花一家。
菊「……英良は一緒じゃないの?」
悔しがるジョージ「アシハナ……エイリョウは少し遅れてくるとかで……。彼に無理だと言ったら、初心者だから今年はコレで勘弁してやると言われて……!(ジョージの手に『オットッ〇』4箱)コレならなんとか食べられるから……!ご期待に添えなくて申し訳ない……」
阿紫花母「わかったから、もう顔を上げて下さい……」
菊「あと余計な事だけど、英良に浮気されてないか調べた方がいいと思うわ……」
その頃の阿紫花。
勝「どしたの?阿紫花さん。わ、チョコくれるの?ありがとう!」
涼子「ありがとー。あたしイチゴのもーらい!」
勝「待ってよ!半分ずつにしない?」
涼子「いいよ!はい半分こ!」
勝「うん。わあ、美味しいや。ありがとう阿紫花さん」
ニヨニヨニヨニヨしながらそれを見ている阿紫花。
エレオノール「何をしているの?阿紫花」
阿紫花「癒されてんでさ……」
自分の弟や妹より、勝がカワイイ阿紫花。浮気。
ジョージ「ウプ……こんな小さな豆でも百個以上食べるのは辛い」
菊「去年ギイも同じ事言ってたわ……」
ですよねー。
〇200億(堀江蟹〇『Qping』パロ)
阿紫花「あーあ10億円ひろって警察に届けてほめられた挙句に落とし主があらわれず数ヵ月後に後腐れなく丸ごと貰いたいですねえ」
フウ「阿紫花君、ちょっと欲を隠した方がいいよ……(警察に行った時点で逮捕されるんじゃ……?)」
阿紫花「なんでさー、フウさんだって欲しいでしょ10億円!10億円欲しいのは人間の本能でさ!あたしは10億円と11億円あったら絶対10億円取りやすね!だって11億円とかセコイし」
フウ「(金銭感覚がおかしい上に計算出来ない子なんだ……)」
阿紫花「もしあたしが200億貰ったら、フウさんに1万円あげやすよ」
フウ「じゃあ199億9999万円になっちゃうよ?……」
阿紫花「えーウソ!?じゃーダメ!」
フウ「じゃあ阿紫花君、あたしに200億1万円おくれよ。そしたらあたし、阿紫花君に200億あげる」
阿紫花「えーマジで!?200億ですよ!?フウさんスッゲー!なんで200億も持ってらっしゃるんで!?」
フウ「(……阿紫花君なら今すぐ全財産サギれる気がする)
〇増村と出会う
増村「やいやいやいこの変な外人め!阿紫花とねんごろになった気でいやがるのも、大概にしやがれってんだ!」
ジョージ「(この村にはアシハナの昔の男しかいないのか……?)……腕にモノを言わせるつもりなら、相手をしよう」
阿紫花「ハッ!いけやせんジョージ!(二人の間に割って入る)ここはあたしが」
ジョージ「しかし、君……」
阿紫花「いいから任せな。--増村、ちっとこっち来な」
増村「おうおう、なんだよ、やっぱ俺のがいいってかァ?つか、なんだあの外人はァ!?テメエ、俺をコケにしやがったのか!?」
阿紫花「落ち着きなせえ。……アンタだからホントの事言いやしょう。実はあたしとジョージは……生き別れの実の兄弟なんで」
増村「え!マジ!?似てねえ……」←バカ
涙を拭うフリをする阿紫花「アンタにはホントの事言いやす。三十年ぶりに生き別れの兄と出会い、この黒賀村に戻ってきて、かりそめとはいえ親は親、阿紫花の二親にあたしの実のアニさんというお人の立派な姿を見せて礼の一つもさせてもらえりゃア、何よりの親孝行になるってな按配で。この村にいる間は、ありきたりな兄弟として静かに暮らせりゃ何より幸せってなモンだ。見逃してくれりゃあ、あたしアンタにずうっと感謝しやすから(嘘泣き)。あの人がこの村にいる間は、そっとしておいてやってくれねえかい。その後は、……好きにしてもらって構いやせん」
増村「マジで?……(筋肉脳味噌で『暴れて阿紫花を勝ち取る』『ガマンしてご褒美』の二者を秤にかける増村。ジョージに勝てるかなー、阿紫花言う事聞くかなー、という思案で秤が『ガマンしてご褒美』に傾く)……絶対ェだぞ。アイツ帰った後でしこたま掘らせろよ」←ブツクサ言いながら去る。
ジョージ「……さっきの彼は?」
阿紫花「ああ、犬と一緒でさ、バカな上に目が悪いみてえで、あたしとあんたが実の兄弟だとか納得して帰っちまいやがんの……」
ジョージ「ヒドイなー、それは(苦笑)」
阿紫花「まー、バカは騙されても仕方ねえってイイ例でさーね。……あんなバカは始末してもいいが、アンタそれもイヤって思うだろうからな(ボソボソ)……」
ジョージ「何か言ったか?」
阿紫花「いんえー。帰りの日はとっとと帰りやすからねー」
ジョージ「ああ」
カウンターの上に置いた携帯を弄る増村「今オナ禁とセク禁してんだ。阿紫花と盛り上がろうと思って!」
尾崎「あ?阿紫花なら、昨日また外国に帰ったって、加納が言ってたぜ?」
増村「……!?」
捨て犬。
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必読:ブログの説明
※「か〇くりサー〇ス」女性向け非公式ファンサイトです。CPは「ジョ阿紫」中心。また、予定では期間限定です。期間は2010年内くらいを予定してます。
※管理人多忙につき、更新は遅いです。倉庫くらいに思ってください
必読:閲覧にあたって
※女性向け作品を載せております。興味のない方や男性の方、また同性愛やBLに嫌悪感を抱く方の閲覧もお控え下さい。また、年齢制限表記も厳に従い下さい。
※公共機関や共有PCからのアクセスはお断りいたします。
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プロフィール
名前:デラ
性別:女性(未婚)
年齢:四捨五入して三十路
備考:体力と免疫力が無い
性別:女性(未婚)
年齢:四捨五入して三十路
備考:体力と免疫力が無い
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