下ネタ。ジョージが阿紫花(のノリ)に慣れたらこんな会話平気でしそう。
リビングが場面のほとんどっていう昔のアメリカンホームドラマの雰囲気を目指し玉砕。
リビングが場面のほとんどっていう昔のアメリカンホームドラマの雰囲気を目指し玉砕。
小話
暗い部屋でソファに座ってそれぞれ読書とテレビ観賞をしながらの一幕。
「本読めンですかい、暗いのに」
ピザを齧っていた阿紫花が呟く。
「読める。テレビを見ていろ、邪魔だから」
日本語ではないコメディ番組がつまらないらしい。阿紫花は頬に手を当てて、
「お互い驚いた事~パフパフ~」
「話を聞いているか?」
「『案外硬かった事』。はい一つ目。次ジョージですぜ」
「だから人の話を……」
「ほら、あたしといて驚いた事なんか言って下せえよ」
ほれ、と阿紫花はピザの一切れをジョージの顔に押し付ける。
鬱陶しそうに眉をしかめ、それでもジョージは受け取り、
「……ピーツァを『ピザ』って発音した事」
本から目を動かさず咀嚼し飲み込んだ。
「ああ、日本だけなんですかい?いいじゃねえかよ別に……。次はあたしか。え~と……『やっぱどこもかしこも銀色だった』」
「『やっぱりどこもかしこも黒かった』」
「……そんな、驚く事ですかい?黒いのなんか」
「私やギイやフウにすれば、黒い方が珍しいだろうが」
「そうなんですかい?まあ金髪とか茶髪が普通な国ばっかですもんね。次次、『長かった』事でやすかね」
「『フウの屋敷のメイドに白飯を要求した』事」
「『皮まできっちり洗う』トコ」
「『英国のタバコの値段に本気で怒った』事」
「『あたしがあんたの洗ってる時すっげえ気持ちよさそうな顔してた』」
「……ねえ、何の話なの」
ミンシアはソファの陰から顔を覗かせ、
「あんまり変な話なら、部屋でしてよ……」
「変ですかね?」
「さあ?私はおかしな事は口にしていない」
「とぼける気?もう……阿紫花、いやらしい話ばっかしてたでしょ」
ジョージと阿紫花は顔を見合わせる。
「あたし、ジョージさんの『髪の毛』の話しかしてねえんだけど」
「だと思っていた。人の髪を弄るからな、お前は」
「だって長ェんだもの。つうか、姐ちゃん……」
ジョージはともかく、阿紫花はにんまりしてミンシアを見上げる。
ボン、と真っ赤になったミンシア。「知らない知らない!」と叫びながら真っ赤な顔でジョージの後頭部に掌で突き一つ。
「あんたらあっち行け!もう知らない!」
ぷりぷりと出て行ったミンシアの背後で「……お前のせいだ」「あたしのせいじゃねえですよ」と小声でやりあう二人。
他愛も無い夜のお話。
END
暗い部屋でソファに座ってそれぞれ読書とテレビ観賞をしながらの一幕。
「本読めンですかい、暗いのに」
ピザを齧っていた阿紫花が呟く。
「読める。テレビを見ていろ、邪魔だから」
日本語ではないコメディ番組がつまらないらしい。阿紫花は頬に手を当てて、
「お互い驚いた事~パフパフ~」
「話を聞いているか?」
「『案外硬かった事』。はい一つ目。次ジョージですぜ」
「だから人の話を……」
「ほら、あたしといて驚いた事なんか言って下せえよ」
ほれ、と阿紫花はピザの一切れをジョージの顔に押し付ける。
鬱陶しそうに眉をしかめ、それでもジョージは受け取り、
「……ピーツァを『ピザ』って発音した事」
本から目を動かさず咀嚼し飲み込んだ。
「ああ、日本だけなんですかい?いいじゃねえかよ別に……。次はあたしか。え~と……『やっぱどこもかしこも銀色だった』」
「『やっぱりどこもかしこも黒かった』」
「……そんな、驚く事ですかい?黒いのなんか」
「私やギイやフウにすれば、黒い方が珍しいだろうが」
「そうなんですかい?まあ金髪とか茶髪が普通な国ばっかですもんね。次次、『長かった』事でやすかね」
「『フウの屋敷のメイドに白飯を要求した』事」
「『皮まできっちり洗う』トコ」
「『英国のタバコの値段に本気で怒った』事」
「『あたしがあんたの洗ってる時すっげえ気持ちよさそうな顔してた』」
「……ねえ、何の話なの」
ミンシアはソファの陰から顔を覗かせ、
「あんまり変な話なら、部屋でしてよ……」
「変ですかね?」
「さあ?私はおかしな事は口にしていない」
「とぼける気?もう……阿紫花、いやらしい話ばっかしてたでしょ」
ジョージと阿紫花は顔を見合わせる。
「あたし、ジョージさんの『髪の毛』の話しかしてねえんだけど」
「だと思っていた。人の髪を弄るからな、お前は」
「だって長ェんだもの。つうか、姐ちゃん……」
ジョージはともかく、阿紫花はにんまりしてミンシアを見上げる。
ボン、と真っ赤になったミンシア。「知らない知らない!」と叫びながら真っ赤な顔でジョージの後頭部に掌で突き一つ。
「あんたらあっち行け!もう知らない!」
ぷりぷりと出て行ったミンシアの背後で「……お前のせいだ」「あたしのせいじゃねえですよ」と小声でやりあう二人。
他愛も無い夜のお話。
END
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プロフィール
名前:デラ
性別:女性(未婚)
年齢:四捨五入して三十路
備考:体力と免疫力が無い
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