小話１１

　とうとう１０個越えました！ｗ

　小話１１

〇アンケートをとりました。
鳴海の場合。
Ａ「ばっ……こんなモン見せンじゃねーよ！（真っ赤）」
Ｂ「なっ……こんなモン見せんじゃねーよ！（マジメな顔で）」

ヴィルマの場合
Ａ「やっだコレ頂戴よ。（興奮気味）ダメ？売ってよ」
Ｂ「あ～、カワイイね。これも頂戴よ（ニヤニヤ）」

エレの場合
Ａ「まあ！……白いですね。ちょっと……なんていうか（ちょい照れ）」
Ｂ「健康的でいいと思います」

ギイの場合
Ａ「ははあ、なかなか悪くないな（ニヨニヨ）」
Ｂ「素敵だなあ！僕はこっちの方が好きだ（いささか大げさ）」

リーゼの場合
Ａ「きゃっ！……あ、男の人でスか。イツ撮ったんデスか？（そっちの方が気になる）」
Ｂ「とても綺麗だと思イマす。舞台映えしソウですネ」

法安の場合
Ａ「なんだ？お前ェ、こんなモン他人様に見せて回ンなよ。……女みてえに白ェな（ため息）」
Ｂ「あ？なんじゃこりゃ。ちっと色気がねーな。死んだバーサン方がイイな」

　結果発表。
ジョージ「Ａが阿紫花の上半身裸の寝姿、Ｂが君の水着姿の写真だ」
ミンシア「もういい……」
ジョージ「そうか？君が『色気が欲しい』というから参考にアンケートを取ってみたのだが」
ミンシア「せめて……せめてエレオノールにしてよ！なんであたしと三十路過ぎのヤクザ男を比べる必要があるのよ！（涙目）」
ジョージ「色気、と言われてエレオノールを思いつかなかったからとりあえず手近なところで妥協してしまったんだ」
ミンシア「妥協で阿紫花なの！？妥協の方向性を間違ってるわよ！？」
　相談相手を間違えてますよ姐さん！

ミンシア「ていうか鳴海と法安さんどういう事よ！！（ガビーン）」
　姐さんのポジションは美味しすぎる。ネタ的に。



〇からくりの外国人たちに好きな日本語を聞いてみたよ。
ジョージ「『連弾』。日本人が作った造語の中ではめずらしく、的確かつ短く表現している」（連弾＝ピアノを二人で弾く事）
リーゼ「『ニャンニャン』。動詞ですよね？するものなんですよね？猫の真似ですカ？（笑顔）」
エレ「『試練』。シルカシェンはいつだってトレーニングアンドテストですから」
ヴィルマ「『地獄の沙汰も金次第』さ。この世もあの世もね」
ギイ「『酒池肉林』。僕だって男の子だからね（キリッ）」
阿紫花「『腹上死』。あたしだって（以下略）」
鳴海「段々暗くなっていってんな……。阿紫花日本人だし」
法安「『切腹』って答えられりよりゃずっといいわい」



〇阿紫花姉妹の密かな楽しみ
ギイ『煙草ばかり吸ってないで、僕の方をご覧よハニー』
阿紫花『ギイさん……いけやせん、人が来たら……！』
ギイ『素直におなり、イイ子だから。さあ……』
阿紫花『いけやせん、あ、ムグ……ン」
ギイ『もっと飲み込んで……僕のエクスカリ〇ー』

ジョージ「何をやっているんだ？ユリ、レンゲ。内緒話か？」
ユリ「きゃっ！な、なんでもないの！」
レンゲ「ナンデモナイナンデモナイ。アハハ」
ジョージ「？」
ギイ「ジョージ、あはははは。面白いぞ。阿紫花の口に納豆を入れて遊ぶと」
阿紫花「苦手だっつってんのに……！うげ、返して下せェよ！あたしの煙草！口直しさせろって！」
ジョージ「好き嫌いはいかんな。煙草もいかんな」
　背後で二人でニヨニヨする百合とれんげ。ＢＬアテレコごっこでした。笑



〇もしもみんなが生き残っていたら最終回
勝「僕と地球へ帰ろう！」
金「……絶対ゴメンだね。死んでもイヤ。考えても見ろよ、僕のおかげで出会ったカップルや夫婦が何組いると思う！？しろがね同士の夫婦だけならまだしも、『あ～、こいつは結婚できね～わ』っていうようなサーカス芸人（自己破産歴有り）と知的クール美人のカップルとか、はたまた幼女（涼子）と自動人形（アルレ）とか、ジジイ同士通じ合っちゃったヤツらとか、ダメ男の機械人間と役立たずの殺し屋のカップルから、年賀状が届いて『結婚しました』とか『家族が増えました』とかのたまう写真を見せられるんだぞ！？二百年独身貫いて来た僕に、世間のカップルはそんな仕打ちをするんだ……！耐えられない！！……地球爆発しろ……！」
勝「仲人の才能が婚活には生かされないって不毛だなあ。ていうかフランシーヌと才賀の本妻と結婚しておいて独身宣言するってどういうツラの皮の厚さなの？人のお母さん愛人にしておいて」
金「さすが僕がカラダとして見込んだ少年……！的確に抉ってくる」
勝「巨大掲示板に書き込みする引きオタみたいな事言ってないで、地球で罪を償えよ」
　勝……恐ろしい子……！！



〇兄貴の秘密。
平馬「な～、兄貴はなんで自分を『あたし』って呼ぶんだ？ヤクザ言葉？」
阿紫花「いえ、あたし実はオトメンなんで。好きな色はピンク、好きな下着はレースのフリフリパンツ、愛読書は『花とゆ〇』」
平馬「う、うそだろ兄貴！？」
阿紫花「嘘じゃねーよ。ヤクザになりゃ自分を『あたし』って呼んでもアリかと思ってヤクザになりやした」
平馬「嘘！そんな理由でいいの！？（ガン！）」
阿紫花「今日だって実はブラまでつけてやす。上下レースの下着で乙女度ＵＰ」
平馬「嘘だろ！？乙女度って単位は何！？１乙女とか２乙女とか！？（ガガン！）」
阿紫花「これまでに渡り歩いた男の数は数知れず」
平馬「それはホントっぽい（冷静に）」
阿紫花「平馬……！そんな兄ちゃんはとうとうイギリスで花嫁さんになりやす！フウのジイさんの金の力でジョージさんと結婚できるようにしてもらって、ギイさんに仲人やってもらって、真っ白い乙女道走りやす……！（駆け出す）」
平馬「乙女道って何！？ヴァージンロード！？オトメロード！？池袋の！？どっち！？待てよ兄ちゃん！兄ちゃーん！……」

勝「平馬！初夢見た？」
平馬「ン～、なんか覚えてねーけど、隣で寝てた兄貴のおっぱい揉みまくってたらしくて、殴られて目が覚めた……」
勝「へ、平馬……何の夢見たの……」
　寝てる間の乳首攻めに、ジョージかと思って起きたら義弟で思わず手が出た兄貴でした。



〇公衆浴場にて
ヴィルマ「あら、アンタちょっと丸くなったんじゃない？」
エレ「え！そう！？太ったのでしょうか……」
ヴィルマ「ン～、そうじゃなくて、男出来て女らしくなってきたんじゃない？幸せ太りってヤツね！ヤダね～若いって！見てるこっちが照れちゃうよ！」
リーゼ「でも本当に綺麗になった気がしマス。恋ってイイですネ～（ニヨニヨ）」

真っ赤になった鳴海「オッサン、前くらい隠せって。（オッサンから、なんかやつれた色気が……）」
ギイ「またやつれたんじゃないか？阿紫花」
阿紫花「そうですかい？もうなんでもいいや」
ギイ「幸せ太りの一つもしなよ。ジョージいるんだし」
阿紫花「いるからじゃねえかね……（意味深にギイをチラリ）」
鳴海「？」
ギイ「……真夜中のサーカス再びだな」
阿紫花「や、そんな軽業みてえな事はしてねえよ」
鳴海「？」



〇愛で人は傷つけあう
ギイ「阿紫花、おはよ……！！何があったんだ！？」
阿紫花「おはよーさん。いい朝っすね」
ギイ「ジョージ！ジョージ！（大慌て）」
ジョージ「おはよう。なんだ、騒々しい」
ギイ「阿紫花はなんであんな事になったんだ！？ああ、なんて事をしたんだ。君がやったのか」
ジョージ「自分でやったんだ。私が止めるヒマもなかった」
ギイ「まさか！何があったんだ」
ジョージ「……昨日、あんまり髪も髭も伸び放題でうろついていたから、無理矢理風呂に連れ込んで、髪を洗ったり髭を剃ったりしてやったんだ」
ギイ「その時か！？」
ジョージ「……つい出来心で、あいつの下の毛を剃ってしまったんだ。何かの弾みでケンカになってな……無理矢理、つい。出来心だったんだ。初めてだからな！？こんな事はこれまでなかったんだ」
ギイ「初犯と言い張る痴漢みたいな言い訳はいいよ」
ジョージ「阿紫花が怒ってな……『そんなにツルツルがいいなら、全部ツルツルにしてやる』と言って」
ギイ「だから眉毛なかったのか」
ジョージ「そこで謝りまくったら、スキンヘッドは思いとどまったようなんだ……。うう、眉毛が生え揃うまで指一本触らないと約束させられてしまった」
ギイ「肉を切らせて骨を断つ、だな。阿紫花、漢らしいな……」
ジョージ「誰だって一度は憧れると思わないか！？毛が無い方がいろいろ都合がいいのに……！一週間くらいかかるだろうか、それまでどうやって耐えろと」
ギイ「そして君は男らしくないな……（しみじみ）」

ギイ「仕返しで剃るならジョージの生え際の残った良心（生え際の毛）を全部むしってやれば良かったじゃないか」
阿紫花「……ジョージがどんな頭してたって一緒ですから。だったらジョージが余計にダメージ食らいそうな事してやろうと思いやして」
　なんだよラブラブかよ。